ユキとアキとハルとあの人

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みなさん、お久しぶりです♪ 私のこと覚えていますでしょうか? 私、西條奈々子です! 『うわっ!出た!』ってお化けみたいに言っている声がすっごく聞こえます! うふふふ……♪ 絶世の美女である私は、大体のものは努力無しに手に入れてきました。 その(わたくし)が! その私がですよ、落とそうとしたのは皆さんご存知のあの人。 安斎行人さん。 いろいろ努力して、戦略を練りました。 でも、結局落とすことは出来ませんでした。 最後には秋さんに最低なことをしてしまって、本当にごめんなさい。 それで、とっても反省した私は、心を入れ替て、生きることにしました! まず行動したのは、秋さんに手紙を書きましたわ! 心から反省した文章を書き、送らせていただきました。 次に、振った彼氏(若干ハサミで殺されるかもと思った)に今までの事を謝罪して、プレゼントで購入してもらった分の金額を返すと連絡したの。 そしたら、 『ううん、奈々子さん。返さなくて大丈夫だよ。沢山の思い出ありがとうね。』 と、言って私の申し出を断ろうとするの。 んまぁっ! すると逃げるものは追いかけると言う私の本能が働いて、今元彼のことが気になっているのね。 急に『よりを戻したい』って、ガンガン行ったら、また行人さんみたいに引かれるのは学習済みよ! だから今回は、真綿で締めるようにじっくりいくわ!
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