ユキとアキとハルとあの人

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広いショッピングモールをうろうろしながら、アキがシャツや、肌着などを購入してくれる。 「うあぁー、ハルーそれは触るなー! うぉい、ユキ、海外(あっち)で必要なものはこんなもんかー? もう大丈夫だろ!?」 と、アキがハルを捕まえながら俺に問う。 「 うん、あっ! あと米とかも持って行きたい。 micro waveですぐ出来るの。 」 「はっ? マイクロなんちゃらってなんだよ? 英語話せるからって意味分からん単語使うな!」 「 ご、ごめん。 電子レンジで、チンできるのです。 」 「なるほど、分かったよ!」 今日のアキは、少しピリピリしている。 まぁ、仕方ない。歩き出したハルが俺の抱っこが飽きると、1人で歩くと駄々をこねだし、あっちへ行ったり、こっちは行ったりして、アキの疲労はゲージMAXに近づいているからだ。 「よーし、じゃあ、一階に行くぞー」 「 は、はーい 」 俺は嫌がるハルを無理やり抱っこした。 ハルは活の良いカツオのようにビチビチとのけぞって「イヤイヤ」している。(しかし、俺はそれを落とさないようにしっかりホールド) 俺たちは、ショッピングモールの一階の食料品売り場へ向かった。(ハルは即座にカートの椅子に座らせられる。嫌がらず嬉しそうにしていたから良かった。) そしてお目当のチンして食べるご飯を一箱カートに乗せた。 「あと、晩飯のおかず買って帰るか!」 「 そうだね 」 そう言って、カートを進めた俺たちであったが、すぐにその歩みは止まった。
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