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皆さん、お久しぶりっす。
杉山です。
通称杉ちゃんです。
ワイルドではないっすよ!
俺は今、鍼灸専門学校の教員をしながら、鍼灸整骨院の院長も務めています。
なのでイヤラしい話をしますと、結構儲かっています。
そんな俺は本日、お付き合いしている『安斎ひなたさん』のご実家に向かいます。
理由はただ1つ。
“僕に、娘さんを ください”
と、言う為。
ひなたは、女優をしつつ、鍼灸師の資格を取った頑張り屋さんだ。
卒業したと同時に俺は、一か八かで告白してみた。
『安斎さん、俺と結婚を前提にお付き合いしませんか?』
『ほぇ? 先生、今なんと? イヤホン取りまっす!!』
Bluetoothイヤホンしてたのね。
彼女は、顔を傾けてイヤホンを取った。
『俺と結婚を前提にお付き合いして下さい。』
『……う、うおぉ!!』
彼女はどこから出した?と思うくらい変な声を出した。
『そうだったのですか!?そんな感情を私に抱いて頂いてたのですか? 先生殿、えっ、えっ……』
そして、びっくりしたようにあげた手を開いたり閉じたりしている。
『し、承知しました! 先生のこと嫌いじゃないですし、しっかりされてあるので、お付き合い、やってみます! よろしくボンバーです!!』
そんな、よろしくボンバーで始まったお付き合いだった。
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