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『 大丈夫、優しくするから 』
『う、うん……』
ジェルをつけた指を、締まっている蕾にあてる。それだけで脳内秋の体が“ビク”っと動いた。
グッと指に力を入れて入れると、
『あっ…』と小さな声が漏れる。
『 深呼吸、力抜いて 』
『分かってるけど……』
脳内秋は肩で息をしながら、眉間にシワを寄せ呼吸を繰り返している。
『 上手、全部入ったから、診察するよ 』
指を動かして体内を調べてゆくと、脳内秋の瞳は潤んで、先ほどとは違い呼吸が熱っぽくなってきた。
『んっ、ゆき 、変な、気持ちになるから、早く終わらせて……』
『 変な気持ちって? 』
『分かってるくせに……』
脳内秋はギュっと、シーツを掴んだ。
『 仕方ないな、じゃあ、俺ので消毒してあげるね 』
『……う、うん』
雄を蕾に当てると脳内秋の腰がカーブを描き、行人を欲しがるように殿部を高くする。
『 アキの変態…… 』
耳元でそう囁きながら、脳内秋の身体の奥へと入れ込んだ。
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