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甘ったるいよフードコートでさ
舌ったるいよひとつのつくえでさ
わからないよ何をしたって何もわからない
いじったるいよ毎日毎日
かったるいよいつもいつもさ
かわらないよ何をいっても何もかわらない
おそろいの服ふたりならんで
伸びきったそで揺らしながら
街を歩くどこ行っても何もかわらない
水滴つきのコップにストローさしてさ
米粒つきのほっぺにおててをあててさ
つきっきりのママの横ふたり
すっぱくて砂糖を入れれば
甘すぎて飲めなくなるでしょ
わからなくてわがままいえば
わからなくて怒ってしまう
しょっぱくて君の涙が
オレンジのいろが薄まる
カランと転がる氷さふたつ
手を伸ばせば届きそうでさ
指をかければゴロン転がる
わからないよどうしたって何もわからない
氷の音とジュースの音が
にぃにのもとへにぃにの声が
かわらないよがんばってもいつもごめんね
代わりの服あたらしい服で
すべり台から砂場に転がる
かわらないで楽しいからいつもありがと
そっくりな声がさハーモニーかなで
そっくりな泣き顔そっくり笑顔
びっくりなママのもとへふたり
多すぎて時間をおけば
薄すぎて飲めなくなるでしょ
わからなくてくりかえしたら
わからなくて困ってしまう
遠すぎてこぼしたジュースが
オレンジのいろに染める
カランと転がる氷さふたり
甘すぎてママの声が
怖すぎてママの声が
わからなくて泣いちゃったら
わからないままおそろい笑顔
かわらなくてにぃにと君が
オレンジのいろに染まる
カランと転がるジュースの氷
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