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私は慌てて母に、祖母のお友達の名前を教えて欲しいと言った。
生憎、母がお会いしたのはその時だけで、名前は分からないと言われた。
当然、父も祖母の交友関係までは分からず、私は雄飛と祖母の家に行く事にした。
私と雄飛の慌てっぷりに父と母が心配している様子なので、雄飛が父と母に先日のライラックの栞の事を話した。
2人とも、そんな偶然がこの世にあるの?
父は何かの、誰かの勘違いじゃないのか?と言った。
母は年甲斐もなくきゃっきゃと跳ねてこの押し花も何か関係するのかしら?と興奮していた。
雄飛の家のライラックの押し花は雄飛のおばあちゃまが作ったと言った。
もし、このライラックの押し花も雄飛のおばあちゃまが作った物なら…
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