ライラックの押し花

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そして、わたしと雄飛は夕方過ぎて、実家を後に祖母の家に向かった。 祖母は私と初めて連れて行く雄飛を急な訪問にも関わらず快く招いてくれた。 祖母宅の玄関の引き戸を開けると、美味しそうな匂いがホワット漂ってきた。 雄飛の事を紹介すると、目を細めて、 「みな実ちゃんにもこんな素敵な彼ができたのね」と喜んでくれた。
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