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「みな実をこのまま抱きたいけど、今日は疲れたでしょ?お風呂に入って今夜はゆっくりと寝よう」
自分の欲求を押し付けない。いつも私をさり気なく気遣ってくれる雄飛のこう言う所が好きだ。
少しぬる目の湯船の中で雄飛の膝に乗せられ私のウエストの1番くびれている所から雄飛の手が後ろから伸びて来た。
「なんか、この前から色んな事があって驚いてばかりだよ。
みな実との出逢いが赤ちゃんの頃だったなんて…まだ信じられないよ…
この世に生を受けたばかりのみな実が俺の指を握ったって聞いた時は みな実の事を本当に愛おしく思ったよ」
そう言ってウエストにあった右手が髪の毛を分け私の首筋に顔を埋めた。
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