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リョウの家に行った日から、会う約束ができないまま数日が過ぎた。 久しぶりに大学で優くんに会った。 優くんは大学に併設されているカフェに誘ってくれた。 「みな実ちゃんリョウと別れた?」 「えっ?なんで?」 「いや、何でもないよ。上手くやってるんだ?」 「んー、どうだろう?」 部活をしている時には毎日、当たり前のように会って一緒にいたけど、部活が終わった今は別々に過ごす時間が増えた。 いつも一緒にいた数ヶ月前が懐かしい。 「ねぇ、優くん? 前に皆んながリョウと千紗先輩が一緒に歩いている所よく見るって言ってたでしょ? リョウと千紗先輩の事何か知ってる?」 私の唐突な質問にご飯を食べる手を止めてしまった 「何も知らないけど。みな実ちゃんリョウと上手く行ってるんでしょ?」 「うん…仲良しだよ…」 私はミルクティーをすすりながら優くんから視線を外した。 「みな実ちゃんはウソつくの下手だな」 と言いながら、またご飯を食べはじめた。 「なんかあったら俺が受け止めてやるから、いつでも来い!!なーんてな。 でもホントなんかあったら我慢しないで相談しに来てよ。俺じゃ頼りなくて戦力にもなれないかもしれないけどさ。 俺も4年みな実ちゃんを見て来たから少しはアドバイスできるよ」 「うん。優くん、ありがとうね」 久しぶりに優くんと話せて気持ちが落ち着いた。 心強い友達。
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