リョウとみな実

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 どちらかと言うと、おっとりしている性格からいつも周りにいる友達からアレコレと面倒をみて貰っている私がマネージャーと言う仕事ができるのだろうか?と思っていたけど、千紗先輩をはじめ先輩や同じ学年で先に入部していた "恭子ちゃん" も、とても丁寧に教えてくれたので、人見知りな私も何のハードルもなく皆んなの輪に入っていくことができて毎日が楽しくて仕方がなかった。部員のみんなも優しくて。 そんな部員の中で良く私に話しかけてくれる男の子がいた。 "本田 リョウ"くん  私が困っていると横に来て話を聞いてくれたり、重い荷物を横からスッと取り上げるように持ってくれたり。何かと気にかけてくれた。 気が付けばいつも隣にいてくれるのは、リョウくんだった。 そんなリョウくんの事をいつのまにか考える時間が増えた。
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