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帰り道、明らかに元気のない私。
「気にしてるの?」
「別に、大丈夫よ。雄飛が社内恋愛してたって全然不思議じゃないもん…」
私の頭をグイッと雄飛の方に寄せて 歩きながら話しだした。
「ふふっ。大丈夫じゃないでしょ?
高山の事は別に隠していたわけじゃないよ。いずれ みな実の耳にも入るかなと思ってた。
でも終わったことだからね。わざわざ言うことでもないかなと思った。
けど気になるんでしょ?でもこれだけは言っておくよ。色んな噂が飛んでるみたいだけど、俺が好きなのは みな実だからね」
「うん…」
言葉にしてくれることが嬉しい。
「今夜は泊まりにおいで」
「うん…」
帰って一人でいるとまた色々考えちゃうんでしょ?とお見通し。ふふっと笑う。
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