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私の事が嫌いだと態度で露骨に示してくる弟が気絶しそうなくらい真っ青な顔をしているではないか。
「ーっキャーッ」
私の部屋に行きさっさと服を着替えようとしたが、私は少し頭を押さえる。
私は見つかりたくないその2に鉢合わせしてしまった。
あっ、その1は勿論お父様だ。
「陽葵ちゃんーっどっどうしたのーっそのお洋服ーっ、私私……私が女の子に産んでしまったからーっ」
泣き崩れる母を使用人が連れていく。
母は子供みたいな人だと思う、私は母という自縛に縛られている。
「私ーっ、芸能界に入るわ」
「ーっっ、陽葵ちゃん」
「私は女の子よ、歌舞には出れない……でも私は演じることが大好きなの、だから私は私なりに親の七光りって言わせない女優になるわ」
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