第1章

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「………鷹司陽葵です宜しくお願い致します」 ペコリと頭を下げる。 やった事は無いけれど、琴や笛に太鼓いろんな楽器類を学んできたし、おふざけで普通の音楽もやった。 「……はい、自由曲をお願いします」 「はいっ、宜しくお願い致します好きなもの~~☆~~~☆~~~♪」 「「「「「「ーっっ」」」」」 私は歌を終えて頭を下げる、がなんだか可笑しい。 審査員の人が固まっていて、動こうとしない。 「あのーっ終わりましたけど、どうすればいいですか」 「ハッ、君は彼方の部屋に行ってて」 係員の人に引っ張られて控え室らしき場所に案内される。 「……えっ、あ……はい」
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