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「...あなた...何してるのかしら?。」
「見ての通りスキーだよ!?」
「ふふ...下手すぎて何なのかよく分からかったわ。」
「うるせー!クラスで一番運動神経ないんだからしょうがねえだろ!」
「それは私も同じよ...。」
「ってか、お前こそこんなところで何してんだよ」
「見ての通り、写真を撮ってるだけよ。私も滑れないから。」
「いやいや、クラス練習あるだろっ
写真なんか撮って良いわけねえだろっ」
「女には事情があるのよ。相変わらずデリカシーの無い男ね。」
「........はあ...」
「また会いに来るのよ。」
「ああ。絶対、来年もまた来るから」
「待ってるわ。」
「ああ」
残るのは、彼女の肩から振り落ちる雪だけだった。
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