第1章 最上凛の誕生日
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インストオールが完了するまでの間にパッチを両腕の関節と、こめかみに貼ると、凛は目を閉じて、こめかみに意識を集中させる。 タクシーに料金を払い終え、帰ってきた兄・勇が?の部屋をノックしてドアを開ける。 「り~ん~? あれ? いないな」 そこに?は居ない。女は先に光の粒子となってゲームの世界に誘われたのだから。
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