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なんだか話し声が聞こえ目が覚めた。
そこには母と出張に行ってるはずの父がいた…
なんでいるのかもわからずただ私の体の調子の話しとかりんかは家で何をしてるかの話しをしてすぐに帰っていった。
‐次の日‐
子宮収縮の痛み、傷口の痛みに耐えながら、赤ちゃんがいないため母乳を手で搾りまだ赤ちゃんに合えないのかな~なんて考えていた。
旦那が来て赤ちゃんの調子があまり良くないから医大に搬送されたと告げられた…不安になり看護師さんにも聞いたが同じようなことを言われ曖昧な態度に腹が立った…
後に分かったことは旦那が出産してすぐの私に本当の事を伝えるのがあまりにも残酷だと思ったため少し落ち着いてから…と話していたらしい。
2~3日安静に過ごし点滴つけたまま赤ちゃんのいる医大へ…
案内され部屋にはいると看護師さんが付きっきりの状態で小さな保育器の側で「ママ来てくれたよ」と囁いていました。
足を進め赤ちゃんに再会…感動で涙が出ます…産まれてからほんの数秒しか会えなくて何日か不安な日々を送りやっと我が子を抱く事ができました。
その時の気持ちは何にも例えようがありません…。
しばらくして医大の先生が詳しく説明してくれ…
病名 ファロー四徴症
〔心臓の病気〕
肺動脈閉鎖症
※簡単に説明すると心臓から肺に繋がる血管が閉じてしまう病気
説明されてる間は頭の中が真っ白でした…
そして後日ベッドが空き次第小児センターへ。
私はまだ術後間もないので退院出来ず決められた時間しかなくもどかしい…。
小児センターでは親以外病室には入れず会える時間も決まっている。
名前が決まっていなかったので旦那と一から考え直し(生まれる前に男の子と言われていたから)やっとピンとくる名前それが…
命名
来々星 〔ななせ〕
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