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生まれて数週間で小さな体にメスをいれることになるとは誰もが予想もしていなかった…。
手術前に家族みんなでななに「頑張ってくるんだよ」「ななは強い子だから大丈夫」って声をかけ、ななは扉の向こうへ行ってしまった…。
何時間待っただろうか…。先生がお話をするとのことで別室に移動した。
まず最初に手術は無事終了したと告げられた…。私も旦那も安堵のいろが隠せない。次に難しい字の並んだ紙を見せられななの病気に対しての手術後の説明・今後の治療など詳しく聞き〔ほとんどの子は無事退院〕しているらしく気持ち的に少しホッとした。
術後2~3日集中治療室に…それから二ヶ月NICUにななに会いに通い、自宅から病院までは片道1時間以上かかるので母乳は冷凍して保冷剤を入れて持っていった。ここの病院へきて始めの頃はななしか目に入っていなかったけど手術を終えしばらくするとまわりにも目を向ける余裕ができ、毎日子供に会いにくるお母さんや時間が決まっているせいか仕事帰りに作業服のままくるお父さん、親しか面会できないけどガラス越しに一目でも孫に会おうとおじいちゃん、おばあちゃんが…みんな幸せそうな顔をしている。
私もななを見ているときは心の底からくすぐったいような暖かい気持ちでいっぱいになる。
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