第1章

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寝間着のような?ガウンのような形の病衣に着替える。 歯ブラシやコップ等を出し、荷物はロッカーに入れる。 それにしても喉が渇く。 わりとすぐに担当看護婦のUさんが現れる。 名前と生年月日の書いたリストバンドを付け、血圧等を計りながら、病気についての経緯や手術についての話をする。 前日、急に決まった手術なので今日一日の流れを再確認する。 その後、隣ベッドの患者さんが手術に向かう。 大きな手術のようで、前日から入院していたようだ。 私は昼まで特にすることもないので、持ってきたエッセイを読んだりブログを更新して過ごす。 昼前になると脱水予防の点滴が始まる。 手術の時に、点滴は左手が良いとのことで、打ちにくい左手の血管を探し、U看護婦さんは一発で点滴の針を入れた。 「すごーい!さすがプロですね!」 と、思わず言ってしまった。 「ありがとうございます。他の人もプロなんですがね~!採血と点滴の血管は違うんですよ~。」 と、ニッコリしながら点滴の調整をして出ていった。
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