80人が本棚に入れています
本棚に追加
扉が閉まると、看護師さんから不織布のシャワーキャップみたいのを被るように渡される。
看護師さんは看護師さんで、同じ帽子を被りビニールエプロンを着け、手術部屋を確認する。
「じゃ、行きましょうか。」
看護師さんは私の片腕を持ち、廊下を歩く。
手術室の前には丸椅子があり、そこに座る。
座ると、暖かなバスタオルを肩から掛けられる。
そして、ここで麻酔科の先生が来て麻酔の説明をする。
「今、着けている点滴の管から麻酔を入れます。
深い眠りに就き自分で呼吸が出来なくなりますので、人工呼吸器を入れます。
手術が終わったらすぐに麻酔を止めて、呼吸が出来ているか確認したら呼吸器を抜きます。
ですので、意識が戻ったとき、何か口の中に物が入っていますが、慌てないでください。」
説明を受けてサインをする。
自分で呼吸が出来なくなります。
って軽く衝撃!!
目の手術のときは、部分麻酔だったから、普通にフンフンと話を聞いた。
麻酔科の先生が去ると、手術スタッフさん男女4人が現れて次々と自己紹介を始める。
誰が誰か全く分からないが、男性が二人もいる…と思った。
そのうち、手術室の看護師さんと病棟看護師のU看護婦さんが申し送りを始める。
申し送りをしながら、別のスタッフが点滴の管を途中で外し私に持たせる。
(えーΣ( ̄□ ̄;)何で?と思った。)
申し送りが終わると、手術室の看護師さんが
「さあ行きましょう。」
と、促すので立ち上がる。
U看護婦さんは
「頑張って!」
と、手を振ってくれる。
スタッフさんたちとぞろぞろ手術室に入る。
最初のコメントを投稿しよう!