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彼女は適当な感じであちこち連写している。僕は5万のマフラーを巻いて、塩まみれになって、ぼんやり佇んでいた。
A あれえ、シャッターが切れない。
B 連写してたから、メモリーなくなったんだと思うよ。見せてみて
A 魔除けが足りないんだわ。ここは霊道なの。悪霊が近くにいるんだわ。
B あのぉ。メモリー不足だよ
絶対聞こえてるはずなのに彼女は僕の意見を無視し続けて
A 怖いよぉ
振り向いた彼女の可愛さは、僕の心の中のすべての疑問を払拭するパワーがある。
駆け寄って僕に抱きついてきた。力技にまんまとハマってしまうのが男だ。
B 大丈夫だよ僕が悪霊から守る。
(いやっ。いくらでも払うっ)
A 大好きっ。
彼女は僕の?にキスしてくれた。
B (雲海先生ありがとう)
僕は心の中で叫んだ。
A ハクション
超かわいいクシャミをした彼女にマフラーを返そうとすると
A そのマフラーは、あげる。新しいの買ってもらおうかな
彼女の上目遣いの顔が可愛すぎるんだけど
B 良いに決まってるじゃん
A やったぁ。雲海ショップ行こっ。
B 雲海ショップ?っていうんだ。どこにあるの
A 新宿二丁目
B (設定雑すぎないか)
A すごく良い水も売ってるの。美容にも、健康にも、魔除けにもなる。
スーパードリンク。
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