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「ふん、所詮スポーツだな」 「あーーっと!? 我々が解説から脱線している隙に土俵では建斗頼土君が新入生を全て投げ飛ばしてしまいました! 建斗頼土君、一人勝ちです! 見え透いていた未来ではありますがおめでとうございます!」 「一言余計だ」 拙者は胸を張る。 客席に向かって一礼し、四股を踏む。 沸き起こるのは歓声どころかブーイングの嵐。 赤を基調とした金色の錦鯉があしらわれた 拙者の褌が頼り無げに揺れる。 土俵には投げ入れられた座蒲団達が舞う。
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