8人が本棚に入れています
本棚に追加
/21ページ
祖母の空いた部屋に床と壁を張り替え、壁紙を貼り終えたところ…家を出て行く日が残り4日になった。
この先どうなってしまうのかという不安が身体にプレッシャーを与えた。
父は相変わらず、テレビをみて楽しそうに笑っている。
知らない間に私たちが父の元を去るなんて知る余地もないほど、声を上げてただ笑っていた。
心の中では「人が人を思いやる心を忘れた人の末路」と私自身を納得させるように父をみてそう思うようにした。
最初のコメントを投稿しよう!