準備

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嬉しそうな父の顔を見た後に、ようやく私はイラストを描く時間を確保できた。早速イラストを描こうとパソコンのペンを握った。 いつもお世話になっている人に絵を送ろうとしていたのだが…思うように線が引けなかった。父の笑顔を見てこの先、起こる出来事について同情してしまったのだ。そのせいで全く集中できないし、自己満足で創作している小説の物語も浮かばない。 次の日…。 母が弁護士を雇って離婚をする手続きをすることになった。 その時、私は父親と縁を切った方がいいと母に告げられた。何かあって頼られるのはきっと私だろうからとの話だ。
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