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「…お嬢様…そんな沈んだ声で、どうします…いっしょに頑張りましょう…」
私はお嬢様を励ます。
「…そうだな…」
お嬢様は相変わらず、沈んだ声で、呟いた。
「…ですが、お嬢様、その暁には、それ相応の謝礼を…」
私は遠慮がちに切り出す。
なにしろ、これは仕事だ…
仕事=金を得ることだ…
タダでやる、バカはいない…
「…それはわかっている…」
お嬢様が断言する。
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