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あんなスゴイ子と俺は毎週末セックスするなんて。どんだけ最高なんだ、俺の人生。
思えば、火事のトラウマも夏鈴のおかげで上向きになったんだ。あの時、出会ってなかったら進学はおろか高校卒業も危なかった。俺を支え大人に成長させてくれたのは、やっぱり夏鈴なんだな…。
夏休みにはきちんとプロポーズしよう。
俺は心にそう誓って、金曜日の日程を粛々と進めた。
放課後、いつものコンビニ近くのバス停で夏鈴と待ち合わせ。
遠くのレストランで夏鈴の好きなイタリアンを食べて、さらに七十キロドライブして地球岬に行ってみた。崖の上の岬は、襟裳岬よりも近代的な観光施設になっている。
私服に着替えている夏鈴と恋人つなぎをしてデートした。
カップルが多い時間帯だから、他の連中も遠慮なくキスとかおさわりとかしていた。
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