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甘いため息を尽きながら、俺の首筋に顔を埋めて甘える可愛い女を抱きしめた。
徐々に抱きたいという欲望が沸き上がってくる。
「今夜、洞爺湖温泉に泊まろうか?」
「え? 日帰りドライブデートじゃないの?」
「急遽、変更。金なら心配ない」
「お金の心配なんてしてないけど…、遠出するならもっと準備したかったなって…」
「準備?」
「温泉はすっごくパワーがあるの。普段冷え症な私でも、沢山汗かいちゃうし…」
「下着とか着替えのこと気にしてんの?」
「うん」
「大丈夫だよ。旅館には浴衣があるし、明日買い物に行こう? この前のご褒美まだ保留だから」
「…この前の、ご褒美?」
夏鈴は笑いながらも困惑の表情を浮かべた。
「美術室で…声、我慢しただろ?」
「あ…あれ……」
急に恥ずかしそうに頬を赤らめる夏鈴。
ん? なんだ? この反応…。
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