自分勝手な先生 改稿version

俺の可愛い生徒

　自分で言っちゃあなんだけど、俺は東京十年間で抱いた女は多分二桁台に上る。自分のことはわからないが、俺は案外モテた。そのせいで、セックス依存症をこじらせた女上司の愛人になっちまうアクシデントが何年か続いて、とうとう俺まで同じ依存症にかかり、一時期は夢遊病者のように、夜な夜な出会う女と抱き合っていたこともある。

　そんな俺が、この美しい少女と真面目な交際をするために自ら辛い毒抜きを経て、やっと結ばれたんだけど―――。

　夏鈴は小さな頃からどこか不思議な子だとは思っていたけど、まさか本当に不思議少女だったとは知らずに惚れてしまったんだよな。

　普通の女の反応とは違う、夏鈴特有の表情が魅力的過ぎて、今は夏鈴中毒な俺。こうして眺めているだけでもう抱きたくなってくる。

　顔も身体も声も髪も性格も全部が、俺を煽ってくる。