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そもそも、同人の範囲を超えた評価、という観点から言えば、小説投稿サイトとて、編集サイドによる選抜選手権であることに、微塵も変わりはない。
同人の範囲を超えた評価、というのは、何といっても書くときの張りになる。評価を得られればきっと嬉しい。でも評価の有無に関わらず、張りがあって、張りがあることで、書いているときに、世界についての発見がある。コレが、嬉しい。
文芸誌は、応募から結果発表までのサイクルが半年近くあって、現代の時間間隔からするとエラく長い。このスローな選抜サイクルが、随分まどろっこしいとは思う。でも、私にとったらまだ文芸誌で選考されてきた純文学の諸作のほうが、馴染みが良い。この馴染みのよさ、という所に尽きる。
もちろん一方、小説投稿サイトには、身近に読んで下さる方に出会えるという、選抜とは全く別種の魅力がある。そう、その魅力は、凄い。
だから、まず文芸誌を意識して作品を書く。そうして、ソコで何にも引っかからず、するっとオチたヤツを、こっちに持ってくる。そういうのが、私の好みのヤリ方だな、と今は思っています。
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