第一章 八月の夜

3/4
前へ
/15ページ
次へ
スラッと足は長くて、準モデル位のスタイルだろうか 色の明るい古着を着ているイメージ、 ただこいつは、誰にでも好かれる。 知る限りでは、全く嫌いな人がいないほどである。 不思議な位人がついてくる。 一種のカリスマ性のようなものが、あるのだろう。 23時を過ぎた頃、ひょいと現れた。 「ごめん!!待たせて練習長引いちゃった」 仕方ない。超有名店のお店で、働いてればこんな時間にもなる。 「いいよ。誘ったのは俺だから、気にすんな!」と僕は気遣った。 自分と仕事終わりで、クタクタだったけど、 仲のいいやつと久しぶりと言う事で全然許せた。 飯を食いに渋谷のセンター街に迷い混むように入り込んだ。とりあえず一服して安い居酒屋にはいった。 まずは、ビールで乾杯、話は盛り上がり杯数も加速していく。 永原とお互いの近況報告や昔行った旅行の話など、 たわいもない会話をした。 そんなこんなで、多くの事を夢中に話していると、 終電を逃してしまった。帰れない。と言いつつこれといって予定もなかったので、焦りなんて微塵もなかった。 でも、たまには、いいよな。 仕事しかしてなかった自分が久しぶりに還元できる いい機会なのだから、珍しく遊び優先をした。 ノリでクラブに行くことになった。     
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加