古賀くんとなら、付き合ってもいいよ

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というより、オレの肉棒を待ってると言った方が正しいか… あぁ、ダメだ!楓の前でそんな事を考えちゃ! 外はもう、すっかり暗くなって、駅前の繁華街はこれからが営業の始まりって店が多い。 少し風が冷たいけど、酒のせいなのか、楓と一緒にいるせいなのか、少し火照った顔を冷ますにはちょうどいい。 カラオケボックスから少し歩いた場所に居酒屋はあった。 だが、オレは居酒屋に行く前にコンビニに寄ってATMでお金を下ろさなければならない。 「あ、入る前にちょっとコンビニ寄っていい?」 オレは隣で肩が触れあう程の距離で一緒に歩いていた楓に聞いた。 「えっ、コンビニ?何するの?」 そういや、この辺り、コンビニあったっけ? オレは周囲を見渡した。 「古賀くん、もしかしてコンビニのATMでお金引き出すんじゃないの?」 楓はオレの財布の事を心配している。 「…あぁ、いや。うん、今少し足りないかなぁって思って、悪いんだけど、駅の反対側にしかコンビニが無いから、先に店に入って待っててくれるかな?」 まさか楓に駅の反対側まで一緒に付いてきてくれ、なんて言えない。 「いいよ~お金なんて下ろさなくて。次は私が奢るから」
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