意識と認識

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あなたはこれを読んで、進んでいきます。 人事ではないのです、これはあなたの脳内が考えていることです。 あなたは、いつもどうりに自室から出て学校に向かいました。 歩道橋を渡り、冷たい風が体全身を包み込んで、少しばかり息が詰まる。 歩道橋を降りると、人集ができていた。 ゆっくりと、階段を下りてなんだろうと見つめると。 そこであなたは見ました、息を荒げながら喉を掻き毟る数人の学生集団。 「はぁ……ぁはぁぁはぁは」 何をしているんのか、数人で他人の喉を掻きむしり 爪が皮膚を傷つけ初めて、軽く血が流れ炎症までみられた。 ほかの人は、目の前を横切って見ぬふり 誰も止める者がいなかった。 はぁっはぁぁあぁぁはぁぁは…… 小さな声でつぶやいている、聞こえない。 もう少しだけ近づく。 「自然……無意識に、呼吸、止まる死ぬ」 その集団が一瞬にしてあなたを見ます。 語りかけます 深呼吸して、5秒止めて、吐いて 喉を触って 深呼吸……3秒止めて……はく 呼吸、呼吸、4秒吸って 吐く……深呼吸…6秒止めて……喉を触って その呼吸が、止まれば死ぬのは あたりまえ  なら、喉を開いて空気を入れてれば死なない 吸って吐いて吸って吐いて 止めて、吸って止めて吐いて吸って あなたの周りに酸素がなく、呼吸ができない どうしよう、酸素、酸素 呼吸をして、呼吸をしないと 早く、息を吸って、吸うの 早く、吸って……
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