君を想う

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一方直志はそれとは対照的に、休み時間のほとんどを猫背になりながら一人で本を読む事に使っていて、たまに誰かに話しかけられてもあまり表情を変えず、 必要最低限の会話だけをしてその場をやり過ごすような内気な性格の持ち主だった。 そんな直志の雰囲気や対応に躊躇いを感じたのか、実里自身、直志に対しどこか近寄り難い印象を持っていた。
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