「俺ツエー以外のファンタジー小説大賞」結果発表

お詫び

『32体の盤上ゴ－レム』も魔王がチェスなどのボードゲームを好んでいるのを見越しているのが手に取るように分かる。今作も魔王への媚びに他ならない。ただ、内容は良い。ゴ－レムに対する深い知識を元にして書かれているだけあり、リアリティがある。

そして魔王の選評から、魔王がゴ－レムの構造をよく理解していないことが分かる。以前から噂されていたことだ。魔王は自分の関心ある分野以外はとことん無知である。自らが住んでいる城がゴ－レムの構造を基にしていることも理解していないのだろう。

だから私は、魔王を倒した後にすぐ脱出することができた。魔王の城はゴ－レムと同じ構造であり、ゴ－レムの知識がある者であれば、抜け道を作りやすいのだ。