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優秀賞 『先のことは考えるな今飛べ』全治し
主人公は、翼が生えた人間。多くの翼人間が空を舞う世界において、主人公だけがなかなか飛び立てません。そのもどかしさがあるからこそ、ラストのカタルシスが生まれていると言えるでしょう。
ただ、どうしても苦悩の場面が長い。「先のことは考えるな」というタイトルに反し、主人公が空から落ちた時の心配ばかりしている場面にページ数を費やしすぎている感があります。この停滞感が惜しい。その惜しさで優秀賞とさせていただきました。
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