〔最安値の苗木〕

1/3
3人が本棚に入れています
本棚に追加
/10ページ

〔最安値の苗木〕

あ~あ、今日もなんとか仕事が終わった! アタシは同僚の草原(クサハラ)さんと 帰り支度をしてるところ… 草原 「あのね、琴梨(コトリ)ちゃん わたし最近さ…家で植物育て始めたの!」 アタシ 「へぇ!どんなの?」 草原(クサハラ)さんが頷く 草原 「うん!パキラっていう観葉植物でさ すごく可愛いの!仕事で嫌なことあってもね パキラちゃんが癒してくれるの! 毎日、少しずつ成長してさ… いいよ、植物! 水と室温管理さえしとけば大丈夫!」 アタシ 「ん~アタシには無理そう…」 草原(クサハラ)さんは微笑する 草原 「大丈夫よ!室温管理しなくても 育てられる植物なんてたくさんあるから!」 植物かぁ…アタシもなんか育ててみようかなあ! そうして、アタシと草原(クサハラ)さんは別々に帰った アタシ 「あ、お花屋さんだわ!」 家に帰ってる途中でアンティークな お花屋さんを見つけ、中に入ってみた! あ、奥に1円の苗木があるじゃない!最安値よ! アタシは苗木のそばにかけよってその硝子に触れる… うん、この子にしよう! アタシは微笑しながら その可愛らしい小さな苗木を見つめる 良く見るとつぼみが膨らんでて… もうすぐ咲いてくれそうだった!image=512116155.jpg
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!