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「ヤバいな、ウル…俺、姫様の熱視線に耐えられそうにねぇ。てか、背中が熱い。」
「バッカ野郎!俺なんか、心なしか背中に少しづつ固いモノが挿入されてる気がするんだぞぉ?」
「…気のせいじゃないよ…ウル…姫様、斧、背中に刺してる。ゆっくりと、お前に…」
「えっー?って痛ったぁぁ!!ちょっとぉおおお!!姫!何やってんのおぉぉ?」
「うっさい…馬鹿狼。」
ものっそいジト目で俺達を睨む姫に、ドラコが超焦りながらの次善の策を提案した。
「あの、姫様…その…代わりのパンツじゃ駄目っすか?」
現状一番ナイスな提案に俺も頷く。…が、背中に刺さる斧の深度がより深くなるのに
かなり慌てて、反論を唱える。
「オイッ、ドラコ、余計な事言うんじゃねぇ。俺のライフが秒読みで大ピンチだ、
この野郎!!…でも、えっとぉ(若干、上目遣い、半笑いを浮かべて)
あのですね。姫。現状、パンツ無い訳ですから。代用品でもいいんじゃないっすか?
“グサッ”あっ、すいません。“だいぶ刺さったなぁ”って音で、姫の怒りの現状を
しっかり把握しました。」
息も絶え絶えの俺が喋る、細々な弁明に姫が頷き、次は困り顔と半ベソな表情を見せる。
「夕方から、明るい姫達とお茶会、パジャマパーティある。その時にお互いのパンツ
見せ合う。だから、もらったモノじゃないと、姫悲しむし、アタシも悲しい。」
「えっ?お茶会は納得だけど、パジャマパーティって何っ?パンツ見せ合いっ子する
パーティなの?女の子同士で?えっそういうモンなの?ドラコ、人間の文化
ビックリハテナ(!?)で俺サッパリわかんないけど、そーゆうモンなの?
あっ、まさか、二人でコンバイン(結合)コンバインする気?いけないよ?それは!
絶対駄目だよ?それは森の平和が波乱万丈になるからね?そもそも女の子同士で…
(“ザシュ”っと小気味よすぎる音が響き、俺の意識が遠のく)」
「あっ、と、とりあえず、自分とウルフェンでパンツ探してきま~す。」
「ウン、急いでね…」
完全に途絶えがちな意識の中で二人の会話を聞き、俺は何故?これほどまでにパンツが
重要なのかを改めて考えた後、完全に意識を停止した…
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