パンツ☆ダークファンタジー

5/12
前へ
/12ページ
次へ
プライドの高いシヴァ姫の事だ。自分が無くした、それとも盗まれた?事をお茶会の席で 言えないに違いない。 言うくらいなら、死を選ぶ。それ即ち、森の混乱。長らく続いてきた平和の時代が終わる 事を示している。 だからパンツがいろんな意味で、かなり重要?これが無くなるとヤバい事は重々承知。他の勢力に頼る?人間とか?無理無理、誰もパンツ一つ無くなって、世界滅ぶとか考えねぇよ。 普通の常識ならな。だから、俺達が何とかしなくちゃいけない。何とかしなくちゃいけないけど…でもさ、それにしたって… 「俺が斧でアマ刺しされるのは納得出来ねぇんだけど、なぁっ、ドラコ?」 「夕方までに見つからなかったら、それがマジ刺しになるぞ?覚えておけよ、ウル。」 「…そうだね、ウン!全力で探すか」 ドラコの至極真面目な意見に俺達は森を進む歩を早めた…  「ちょっと待ってくれよ。ウルフェンにドラコ、オラ達、確かに昔は色々襲ったぜ? だどもよ。今は平和な時代。ましてや姫さんのパンツゥゥ?あり得ないよ。 勘弁してくれよ、もーっ!!」 オークの頭目が俺達の追及に目を白黒させる。周りの連中もそうだ。皆、オロオロしてやがる。まぁ、さっきの怒り狂ったシヴァ姫を見ちゃ、誰でもそうなるよな。だからこそだ。 俺は連中を警戒させないよう、なるべく笑顔を作って語りかける。 「わかってるよぉ~大将。お前等、本当は優しいからな。 だからよ、話は早いだろ?ちょっと昔、旅人とか、町を襲った時の事 思い出したって事で、パンツ盗んだって事にしよう。なっ?」 こちらの恐しすぎる提案に頭目が大いに慌て、目を見開き、逞しい腕をブンブン 振りたくって反論してくる。
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加