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「きゅ、急に森から出てきて“悪いんだけどよ、お嬢ちゃんの穿いてるパンツゥ?俺達にくれねぇ?ウチの姫様が必要なんだよ”って何なんですか?あれですか?
あ、新手の変態ですか?」
「変態?新手の兵隊の呼称か?そうだよ!俺達、森を守る優しい兵隊さんだよ!!」
「いや、違いますから、兵隊じゃなくて、変態!あーっ、ええっと、
人間世界で言うとですとね。可笑しい人達です。」
「可笑しい?笑えばいいのか?アーハッハッハッハ!…えっ?違う?何だよ?ドラコ、
その可笑しいじゃないって?なるほど、なるほど、ほおぉ~っ?そういう意味なんかぁ、
なるほどねぇ…(少女の方をグルッと振り返って)
こんの人間風情がぁっ!パンツどころか、色んなモン、ズリ下したろぉぉかぁ?」
「キャアアアアッ、助けてー」
「面倒だウル、足持って!」
「おうさっ!ドラコ!」
悲鳴を上げ、泣き叫ぶ少女を森に引っ張り込む俺達。夕刻まで既に2時間を切っている
(この辺の時間の観念も人間達との文化交流のおかげだ)
パンツは見つからない。風に飛んでもいない。俺達及び、世界の命運は風前の灯。
そうなれば必然的に代用品を探す。森の中でパンツを穿いてる奴は、ほぼいない。
求めているのは人間。それも女!だが、今じゃ平和になってる森と言っても、1人で
ズカズカ入ってくる奴はそうはいないと思った矢先の、この奇跡…逃す訳にはいかねぇ。
よく見りゃ、生地の良い衣類と形の良い太ももを固定し、速攻“脱がし”にかかっていく俺達。
「やだ?本気?ちょっと待って、ちょっとぉぉ!」
「ああっ何だ?」
涙交じりの絶叫音声に否が応でも行為を中断され、不機嫌な感じが声に出てしまう。
「姫様の下着の代わりって言ってたよね?そしたら、サイズは、色とか種類は?
姫って事は高貴でしょ?同じモノじゃなきゃ嫌がるんじゃない?」
「どうかな?ウチの姫さん、この間なんか、捕まえた豚さん、バリバリ食ってたぞ?(少女が“ヒュッ”と恐怖で、息をのむのがわかった)それも頭から。あんま品位とか気にしないかな?」
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