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「いや、この子の言う事も一理あっぞ?ドラコ?ちょっとでも違うもんだったら、
姫の怒りと世界平和もパーッだ!確か、穿いてたのは白いパンツだった。お嬢ちゃんのは?」
俺の言葉に少女の顔が、発した台詞と同じ感じで“パーッ”と輝く。
「良かった!私、ピンク!!今日、ピンク色のパンツ穿いてます!!」
「ええーっ?そうなの~?残念~」
「そう!残念です。私もそう思っていますぅ~!」
ドラコが残念と言った顔をし、少女が嬉し泣きの声を上げる。だが、こちらも簡単に引き下がる訳には行かない。
「じゃぁさっ、一応確認したいから、嬢ちゃんのパンツ見せてくんねぇ?」
「へっ…ええっ?い、嫌です。」
新たな恐怖に怯える彼女だが、構っている余裕はない。
「こっちも色々死活問題でさ。まぁ、最終的には、お前等人間も困る話なんだけどね?
だから、そのっ…ね?」
「何ですか?その“しゃーなしっキラッ、星マーク”みたいな感じ。絶対嫌ですよ!
ヤダ、ヤダアッ!!」
「大丈夫だよ?人間共が抱くような嫌らしさ、やましさ皆無だから!!俺。
それによく見て?狼キャラの俺だよ?所謂、ワンちゃんタイプじゃん?
人間界でもあるでしょ?おっきな犬が匂いフンフンしながら、スカートとかズボンに
顔突っ込む奴!あれと同じくらいだから!バターな剣(犬)だからっ!!」
「絶対、無理。安心要素が一つもない!マジでっ!ちなみに“じゃぁっ、俺かな?”っていう感じの慈しみと期待フェイスでこっち見てるドレイクさんも、断然お断りです!」
指を槍みたいに連続して俺達に突きだし、いや、指さし、必死な少女…
その姿を見て、ドラコが手をポンと討つ。
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