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落語好き
名人は間(はざま)とれねばそれならず演を縁とし落を楽ともす
※先代三遊亭円楽師匠を詠む。間(はざま)とは緩急自在の高座の間(ま)、かつ客との縁を結ぶがごとく間(あいだ)を取り持つことを云う。
べらんめえと客さえ叱る強男それのべさすは弱への愛かも
しまひにはめぐみの園へまねかれて重きをなしたり、いよっ演学士
※上二首、故立川談志師匠を詠む。めぐみ:ΝΗΚ渡辺めぐみアナウンサー。
落語家の江戸前づくしべらんめえ立て板みずと聞いてはればれ
時こえて高座にまじるこゑありて我しを罵(の)ればこれぞ野ざらし
※故春風亭柳昇師匠のСD中に「プータ」と罵る声あり。巷で私は現在プータと呼ばれている。因みに師匠の「野ざらし」をユーチューブ等で聞いてみてください(あればいいけど)。観客席から女声で「プータ」と罵る声が入ってます。「んな馬鹿な」と思われましょうがその女は未来にCDとなったこの高座模様を私が聞くだろうことを〝感じ取って〟そう罵ったのです。霊感覚にはTPOは関係ありません(夢中と同じです)。ところでその女など全く知りません、時をも隔てて赤の他人です。
※落語と関係ありませんがもう一首サービス
垣はらふ真理の語り部いとしかり神のアフリカ、オイボ(外国人)につたへ
※詩人で写真家の板垣真理子さんを詠む。彼女は毎年のようにアフリカを訪れ、現地の人々をメインに動物、風物を詩に詠み、写真に撮っている。作品は両方とも実に素晴しい。
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