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さらに他者を詠む(1)
浅草や睨(ねめ)つけなじる与太者に怖(を)ぢてはならじと若き警官のあり
※浅草雷門のすぐ近く雷門通りと江戸通りが交差する辺りの歩道で、大柄なヤクザ者が警察官を見下ろしながら眼付けし、何やら罵声を浴びせてました。若い警官は顔を紅潮させながら必死に抗弁していた。役目とは云えきっと恐ろしいでしょうに、その姿に胸を打たれました。
忘れはつ日本のこころ情けをよ揺すりかへしむこまどり姉妹
※浅草と云えばこまどり姉妹ですかね。彼女たちの歌はどれも大好き。カラオケでよく歌います。
老ひたりとおもふものからなほ愛し昭和歌姫いとどしのべり
※ものから;けれども
【↓コマドリです】
※もういっちょオマケに一首…
今はもや六郎絵のみに星の夜まづしさしたひて天心はなれ
※六郎;谷内六郎
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