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サイト嫁と出会う俺
そして待ちに待った嫁と会う約束をしたランチデート当日。
さとみ「行ってくるね。今日は子どもの面倒お願いね。」
俺「あぁ…俺もたまには子ども連れて実家でも行ってくるよ。」
さとみ「そ〜なんだ…お義父さんとお母さんに宜しくね。」
俺「さとみも楽しんでくると良いよ。」
俺の実家は割と近くなので、嫁が出て行った後に直ぐに車で実家に子供を預け、
実家には免許の更新があるからと嘘を付いて普段着ないようなスーツを着込んで駅まで車を飛ばし電車で待ち合わせ場所に向かった。
そして少し遅れながらも待ち合わせ場所のスタバに到着した。
待ち合わせ場所にしていたスタバの前には、嫁がスマホを持って立っていた。
そして気付かれない様に近づき…
俺「みさとさんですか?」
後ろから訪ねられると嫁はビクッとした。
おそらく声で分かったのだろう…
ゆっくりと振り返り、俺の顔を見た。
さとみ「な…なんでココに…?なんでココにいるのよ!?」
嫁は泣きそうな困った様な複雑な表情だった。
俺「来てはダメでしたか?ランチに行くのでしょ?早く行きましょうよ。」
と言い、嫁が出会ったであろう三浦春馬似の人物になりきった。
そんな俺を見て何かを察したのだろう。
さとみ「……はぃ」
とだけ言って後ろを着いてきた。
これから俺にとっては復讐の…、嫁にとっては地獄のランチデートが始まったのは言うまでもない。
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