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17
「櫂都さん、櫂都…!」
「空耶くん…!」
彼は一旦動きを止めたが、すぐに奥まで激しく突いてきた。
先端を残しては、一気に貫かれる行為を何度も繰り返す。
何度も腰が浮き、その衝撃に眼が眩む。
そして彼の手の中で、俺の熱が爆ぜた。
「うぁあっ!」
再び腹の上に飛び散る白い液体。
俺は二度目の射精に、堪らず腹に力を入れてしまった。
「うくっ…」
彼の顔が一瞬苦痛で歪んだ。
すると彼の熱が一番奥で、爆ぜた。
「あっ熱いっ…!」
中に注ぎ込まれた熱はとても熱くて、腹の中が焼けるかと思うぐらいだった。
彼は出している間にも腰を動かし、俺の中に注ぎ込んでいく。
「あっ、はぁはっ…ふぅ…」
全てを出し終えた後、彼はゆっくり眼を開いた。
「だっ大丈夫ですか?」
「それ、僕のセリフだよ」
彼は薄く笑うと、キスをしてきた。
「んっ…」
「無理させちゃって、ゴメンね? あんまり空耶くんが可愛いものだから、我慢できなくなった」
「櫂都さん、あんまりその…『可愛い』って言われたくないんですけど」
そもそも男が男に言う言葉ではないと思うし。
「ん~。でもキミには偽らないって誓ったしね」
…つまり本心から言っているのか。
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