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「櫂都さん、櫂都…!」 「空耶くん…!」  彼は一旦動きを止めたが、すぐに奥まで激しく突いてきた。  先端を残しては、一気に貫かれる行為を何度も繰り返す。  何度も腰が浮き、その衝撃に眼が眩む。  そして彼の手の中で、俺の熱が爆ぜた。 「うぁあっ!」  再び腹の上に飛び散る白い液体。  俺は二度目の射精に、堪らず腹に力を入れてしまった。 「うくっ…」  彼の顔が一瞬苦痛で歪んだ。  すると彼の熱が一番奥で、爆ぜた。 「あっ熱いっ…!」  中に注ぎ込まれた熱はとても熱くて、腹の中が焼けるかと思うぐらいだった。  彼は出している間にも腰を動かし、俺の中に注ぎ込んでいく。 「あっ、はぁはっ…ふぅ…」  全てを出し終えた後、彼はゆっくり眼を開いた。 「だっ大丈夫ですか?」 「それ、僕のセリフだよ」  彼は薄く笑うと、キスをしてきた。 「んっ…」 「無理させちゃって、ゴメンね? あんまり空耶くんが可愛いものだから、我慢できなくなった」 「櫂都さん、あんまりその…『可愛い』って言われたくないんですけど」  そもそも男が男に言う言葉ではないと思うし。 「ん~。でもキミには偽らないって誓ったしね」  …つまり本心から言っているのか。     
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