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※この物語はフィクションです。 ※他小説投稿サイトでも投稿しております。 日の光が眩しい夏の昼下がり、とうとう待ちに待った「彼女系AI搭載型布団」が家にやってきた。 一般的に人生の三分の一は睡眠時間と言われている。雨の日も風の日も、楽しかった日も辛いことがあった日も、人は睡眠をとる。人は寝ることで心と身体を癒し、記憶を整理し、明日に備える。寝具にお金をかける人は多い。 僕も寝ることが好きだ。いや、大好きだ! 寝る時が日々の生活の中で一番幸せを感じ、どんなに嫌な事があっても一晩寝ればなんとかなる。 この布団が発表されたとき、あまりの衝撃に齢30にして声が出るほど驚いたことを今でも覚えている。 『彼女系AI搭載型布団』 名前はごちゃごちゃしているけれど、どういう布団なのかはすごくわかりやすいし、逆にキャッチーな印象も受ける。 布団にAIを搭載すると、一体どんなことができるのだろう?ぶっちゃけあまり考えずに購入を決めた所は大いにある。 『布団×彼女』 このキャッチコピーだけでイチコロだった。最近かなり巷を騒がせているAIだ、きっと色々な機能を持っているのに違いない。公式はわざと詳細な機能を教えてはくれなかった。     
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