16人が本棚に入れています
本棚に追加
今日も女の子と話すことが出来なかったか。放課後てつやはそう思い道を歩いていた。共学高校生なのに女子と付き合ったことがない。そんな高校生は珍しいかもしれない。そう思い空を見上げた。すると女の子が空から降ってきた。思わず両手で受け止めた。何が何だか分からない。
目覚めるとベットの上だった。何だったんだ。確か何かが降ってきたような。夢だったのか。女の子が空から降ってきた夢を見たんだった。面白い夢だったな。
上を見ると照明がある。何か自宅とは違うような。旅行にでも来たのだったか。それも違う。ではここはどこだ。白い服を着た女性がいる。
「気が付きましたね」年齢は分からないけれど若々しくて魅力的な人だなと思った。声が出ない。
「無理しなくていいですよ」彼女が離れていく。てつやは思い出した。女の子が空から降ってきたんだ。その女の子を受け止めた後のことを覚えていない。
最初のコメントを投稿しよう!