う?

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 てつやは女なら誰でも良い訳ではないのだ。恋している彼女と仲良くなりたいと思っていた。恋したいのだ。今まで恋なんてしたことはなかった。  彼は千恵子に恋していた。それを意識していた。彼は千恵子に恋していることを知られているという自覚があった。  今度会ったら何をしようかな。ラブホテルなんか行かない。彼は後悔していた。彼女を傷つけてしまったと思っていた。またビルから飛び落ちたりしなければ良いと思った。彼女から送られてくるLINEは明るくて魅力を感じた。  魅力といえば彼女の顔を思い出せるようになった。顔だけ思い出せるようになった。でもすぐに脳裏から消えてしまうのだった。思い出そうとすると祖母の姿になってしまったりした。  ラブホテルなんかに行くから罪悪感があるのだと思った。てつやは彼女が本当に彼のことを好きなのか知りたくなった。  まだキスをしていなかったなと思い出した。てつやはキスをしたことはないのだ。彼女の柔らかそうな唇。思い出すとたまらなくなってしまった。  唇を重ねると思うと、興奮しているのが彼自身にも分かった。
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