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 夏休みが終わると登校しなくてはいけない。でも、千恵子にはLINEで 「辛かったら登校しなくていいんだよ」と書き込んで送っておいた。  てつやもいじめにあっていた。でもそんな話をしたら彼女はどう思うだろうか。きらわれてしまうかな。いじめの辛さを語り合っていなかったと思い出した。いじめにあってビルから飛び降りてしまうなんて、すごい女の子だと思った。  登校すると千恵子が教室のすみで読書していた。その日は始業式で体育館に全校生徒が集まった。  そのあとホームルームがあって授業は終わりになった。部活も休みだった。てつやは部活動をしていなかった。千恵子は玄関でてつやを待っていた。 「君、部活をやってないの?」  千恵子にたずねられた。 「うん、そうだけど」 「じゃあ一緒に帰らない?」 「良いよ」
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