263人が本棚に入れています
本棚に追加
無限地獄みたいに、快楽の抜けられない世界に堕ちていき
無限につきあげ続けられ
汚されていく。
もう感じたことない領域の快楽に恐怖すら薄れていく。
頭が真っ白で、こわいぐらい抵抗がなくなっていく。
感じたことない気持ち良さに屈して、それに溺れていく。
身体中を駆け巡る激しすぎる快楽と罪の味は、甘美で、甘くて、とろけそうにこわいほど美しい。
悪魔に魅入られて魂まで蝕まれていくみたい。
狂ってしまいそうなはじめての領域に屈辱的に堕ちていく。
このままじゃ快感の奴隷にされてしまう。
ねぇ先生。また会える?
今度はどこが良いの?
今度は、実験室?
薬を取りに来たら夜誰もいないよね?
わたしは、彼のセフレに成り下がったようだ。
体が覚えている、あの感覚に匹敵するものがまだ見当たらない。
ドラッグ中毒と同じようなかんじ。
あの危なげな激しい快感を与えてくれるなら、何でもしてしまうかも。
数日が経ち、実験室で残業し、忙しく仕事をしていると、彼が、机を意味深にトントンとノックした。
ねぇ先生、こないだのこと怒ってないの?
また、髪を留めているのを外しながら慣れた手つきで話す彼。
座ってまだ仕事の作業を忙しく続けている私を、後ろから優しく羽交い締めにしていく。
強引にまたいやらしく唇を奪われた。
最初のコメントを投稿しよう!