第6章 ドイツ人医師とランチを

2/4
前へ
/166ページ
次へ
よちよちしたかわいすぎる子供たちが 海辺を歩いているのをぼーとみていたら 私に笑顔で手を振ってくれる優しいちびっ子がいた。 ちょっと甘えたかんじの笑顔がキュンとするぐらいすごく可愛い子だった。 毛糸の帽子をかぶってやっぱり着膨れしてモコモコしている。 どこからともなくふさふさの猫ちゃんが現れた。 ふさふさのしっぽで、ぴとっと膝に乗ってきてくれて。 海風が冷たく吹いているのに、 猫は、ふかふかで温かくて、傷ついて、かさかさの心をポカポカ温めて癒してなおしてくれてるみたい。 クリスマスマーケットがたくさん開かれていて、可愛いオーナメントが沢山飾られた可愛らしい街並にもとても癒される。 あのーライスプディング入りませんか? ニコっと微笑む金髪の若いイケメンたち。 なんて爽やかなお顔なの? わたしはもうよごれちゃったかもしれないけど、、、。 だんだん荒んで腐りきった心が少しずつ回復し、治っていくのを感じた。 大学病院から紹介かれたドイツ人医師セバスチャンは、ちょっと堅物そうだが、眼鏡をかけて、とても真面目そうな人だった。 まず、街を堅物フェイスで、ざっと案内してくれて 二人で雑談しながら、ゆったりと研究棟の社食というか学食みたいなところで他愛もない真面目系な世間話をしながらランチを食べた。 ランチの量は日本人にはかなり多すぎてちょっと残したけど。     
/166ページ

最初のコメントを投稿しよう!

264人が本棚に入れています
本棚に追加