人形職人

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人形職人

ある日の昼だった。マイケルは学校の図書館でぐっすりと寝ていた。 (図書館は居心地がとてもいい。) 紙とインクの匂いをかぐと、心が安らぐ。だいぶ寝ていたようで、目が覚めたら誰もいなかった。 「なんだろう?これ?」 自分が座っていた椅子のすぐ前の机に黒い日記帳のような本が置かれていた。とても古いようで擦り切れてぼろぼろになっている。 開いてみるとそこには綺麗な文字で、ページ一面にびっしりと文が書かれていた。 「変な本だな。」 見る限りインクで書かれているようだ。所々間違えた場所を二重線で消して、新しく書き直されている。今時こんな本があるのかと驚いた。 「どれ、読んでみるか。」 マイケルは本を開き、内容を読み始めた。
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